知財業界ってどんなところ?
知財業界がどんなところか、現役の弁理士の方にお伺いしました。
知財業界ってどんな業界?
私からみた知財業界(特許事務所における弁理士業務)を端的に表すと、「これまでの人生で培ってきた洞察力・注意力・文章表現力をすべて試される、楽しい知的重労働」です。
知財業界への転職、その難しさの理由とは?
人材の流動性が高いので転職そのものは簡単だと思います。転職して成功するのが難しいかどうかは分かりませんが、「知的財産」というクリーンで知的なイメージが先行しすぎると、地道な書面作成の実務とのギャップに苦労や失望をするかもしれません。
知財業界で重宝される技術分野は?
顧客により、また時代により、求められる技術分野は変化します。学生に現在人気の学科よりも、電気・通信・機械など古典的な技術分野の方が発明の数が多く重宝されます。また、特定の技術分野の知識よりも、新しい技術を理解していく理解力(地頭と言い換えられるかもしれません)が求められます。